やまぐにほいくえん (福音館創作童話シリーズ) ![]() 価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 幼稚園の我が子に読ませてこれほどウケにうけた本はありません。何十回と読み聞かせをせがまれました。我が家ではまちがいなく、幼稚園児童向け本の最高峰です。 わんぱく坊主たちの、さわがしく、素直で、きかん気で、先生のいうことをきかないで平気なやんちゃぶり。口げんかにとっくみあい。そして失敗。しかられる。後悔。でもすぐにまたやんちゃを再開。全然こりてない。 自分が子供のころの身勝手さを思い出して、思わず爆笑します。子供たちも好きでたまらないようです。 |
インド思想史 (岩波文庫) ![]() 価格: 798円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 信頼度の高い岩波文庫のシリーズ、 しかも薄めの適当なサイズ(本編で250頁弱)で、 ざっとインド哲学の基礎を学ぶには最良の書の一つだと思います。 難易度でいえば、ヨガ、仏教など、インド系の哲学のいずれかに関して、 概念や用語を一通り知っている人であれば、 各派の考えの相互関係や発展の経緯をよく把握することができそうです。 (逆に言うと、初歩的知識を全くなしで読むには、 良く整理されすぎていて、忍耐力と想像力をそれなりに求められるかも) 翻訳は、特に難を感じませんでしたが、敢えていえ |
常微分方程式 (理工系の数学入門コース) ![]() 価格: 2,835円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 これは説明に十分な計算をして説明しているだけで 計算だけの本でなく原始的ではあるが、チャンと証明もしている。 ロンスキアンとかの言葉は使っていないが知れに相当する多項式 もきちんと使っている。平易な言葉で知らない間に、微分方程式の の、深いところまで理解するようになっている。 また特解と一般解の関係がよく分かる演習など工夫が凝らされている。 値段の高いのは、欠点であるがその分装丁は、よい。 このシリーズの中でも、とくにすぐれた本である。 著者が夭折したのが惜しい。 |
うかる!行政書士総合問題集〈2009年度版〉 ![]() 価格: 2,730円 レビュー評価:2.0 レビュー数:4 他社の過去問も何冊か買いましたが、他社とダブっている同じ問題でも本書だけ見解が違うという箇所がいくつか見受けられます。正誤を問い合わせても受け付けてもらえません。 |
最新版 法人資本主義の構造 (岩波現代文庫) ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 アメリカの、エンロンやワールドコムなどの破綻を見た日本の識者は、アメリカの株主資本主義は間違っている、日本のように従業員や、顧客を大事にする資本主義の方が優れているのだ、とナショナリストめいたことを(左派的な人も)いう。しかし著者は日本の「法人資本主義」こそ、矛盾の最たるものであると一蹴する。 この「法人資本主義」が歴史的にどのように形成されてきたか、戦前、戦後改革、高度経済成長期にわたって解説し、さらに、日本の株式会社のどこが問題なのかを明らかにしていく。株式会社の実態はその原理から相当乖離しており、克服するには原点に立ち返るか、株式会社にかわる(一部であっても)存在を考えていくしかな |
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霊操 (岩波文庫) ![]() 価格: 735円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 霊躁は一ヶ月のプランで構成されているが、短くして8日間で一通り体験することができる。この本は読んでみれば解るが、読んだだけでは何の効果もないことがわかる。実際イエズス会修道院において司牧者のもとで指導を受けることが望ましい。 わたしは8日間の霊躁を受けたが、たかが8日間といえども長いもので、逆に途中でついていけなくなったりしたら時間を取り戻すことは不可能である。つまり霊躁を始める前には準備が必要である。簡単に言うならば、数日前からあわただしい生活から離れ心を落ち着かせておく必要がある。たしか金曜日の夜から日曜日にかけての二泊三日の黙想会もあるので、それはとても参考になると思う |
魔法使いはだれだ ― 大魔法使いクレストマンシー ![]() 価格: 1,785円 レビュー評価:4.0 レビュー数:14 6Bには魔女がいる。魔女が悪者扱いされる、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『Witch Week』(邦題『魔法使いはだれだ』)の世界では、それはちっとも喜ばしいことではない。読者は、現在のイギリスの学校、ラーウッドハウスの生活に放り込まれる。ごく普通のこの学校が1つだけほかと大きく異なるのは、いたるところに魔女がいて、容赦なく魔女狩りが行われているところ。著者のウィットと博学ぶりが感じられる、6Bの教室が舞台のこの物語は、クラスメートの魔女探しから始まる。人気者のサイモンでも良い子ちゃんのテレサでもないことは確か。だとしたら、太っちょのナンか、ものぐさなチャールズ? それとも謎めいたところ |
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聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史〈2〉―仏教・景教篇 ![]() 価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 ラビの立場からの詳しい研究の成果がわかります。ユダヤ教、キリスト教と仏教を比較することによって原始仏教のエキスが理解できました。日本の仏教の教義が、かなり聖書的になっているのもある面おもしろいかも。 |
Dr.沖川の恋する九星占い―彼と幸せになる法則 ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 九星占いを知ったのは川越占い館でした。そして早速この本を購入♪とてもわかりやすくて納得の本ですよ♪ ちなみに沖川先生の大ファンです♪ |
修道女フィデルマの叡智 修道女フィデルマ短編集 (創元推理文庫) ![]() 価格: 903円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 ミステリも好き、歴史も好きなので、割と期待していたのですが…期待しすぎだったのかな? ミステリとしては悪くないと思います。フィデルマのキャラもいい。有力な王家の一つの王女であり、努力と才能で古代アイルランドの高位の法執行官に登りつめ、さらに古代では尊敬される存在である聖職者。二重にも三重にも尊敬されるべき女性で、しかもそれが血筋だけで手に入れたものではないからカッコいい。探偵役として、とても魅力があります。 ただ、他のキャラがちょっと…。短編集なので、個々の作品によって違うのですが、どうも古代人っぽくないというか、価値観があまりに現代人っぽ |