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死へのイデオロギー―日本赤軍派― (岩波現代文庫―社会) ![]() 価格: 1,155円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 米国人の女性社会学者による赤軍関連の本。巻末に一般人が入手不可能な大量の文献が列挙されていることからもわかる通り、著者は研究者的几帳面さで連赤事件の事実を集めたのだろう。とはいえ、日本赤軍や連合赤軍に知識があまりない人が読むにはあまりに内容が細かくて最後まで読み通せないだろうし、一方、『菊と刀』のような比較文化論に興味がある読者にも期待外れだろう。当事者たちの本を読んだことがある人には、事実の突っ込みは浅いと感じられそうだ。読み方は難しい。 第一部「岡本公三」では、テルアビブ空港乱射事件で生け捕りにされた岡本がまだ元気な頃のインタビューが聞ける。その事件に対する、日 |
タイタニックは沈められた ![]() 価格: 2,039円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 〜題名だけで 陰謀説関連の本かと期待してしまうが 実際はあくまでも ノンフィクションのジャンルに 入るだろう。20世紀初頭の社会背景が よくわかるし アメリカ イギリスでの査問会の様子を 詳細に再現している。しかし 著者の言う陰謀説は 大胆ではあるが さらりとしたもので 著者自身も深く真相に迫ろうとしていないので 期待はずれの 印象を持〜〜った。〜 |
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神学・政治論 下巻―聖書の批判と言論の自由 ![]() 価格: 798円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 『エチカ』にならぶスピノザ第2の主著。 近代神学・政治学の出発点となった作品。 上野修氏の『スピノザ』(日本放送出版協会)と合わせて読むとスピノザへの理解が進む。 |
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言語からみた民族と国家 (岩波現代文庫―学術) ![]() 価格: 1,260円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 「さいきん言葉が乱れている」とよく聞く言葉に日頃から違和感を抱いていた。言葉は常に変化するものだし、何をもって乱れというのか。「言葉が乱れてけしからん」と批判する年長世代は、明治大正時代の言葉を喋れと言うわけでもないし、実際誰も喋れない。さらに現在乱れを批判する年長世代は、そのさらに上の世代からすると「乱れている」と批判される立場にあるのではないか。つまり、現在言葉の乱れを批判されている若者世代は、後に年長になると年少世代の言葉を「乱れている」と批判するようになるのではないか、そういった繰り返しではないのかと漠然と考えていた。 著者は、地球上のことばで微動だにしなか |
科学の価値 (岩波文庫 青 902-3) ![]() 価格: 798円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 この作品は非常に機知に富み、すらすらと読み通す事ができました。ポアンカレ自身が所々で難しい科学の方程式の意味を説明してくれているので、ほかに参考資料がなくても十分読める本です。しかしポアンカレは文中でその前の著書「科学と仮説」についても触れており、その部分だけ意味がよく分かりませんでした。それに「科学と仮説」はすでに絶版となっているために普通の購入は不可能です。もし根性がある方なら、古本専門店で「科学と仮説」を探してみてはいかがでしょうか?そうすれば、この本をよりよく理解できるようになります。 |
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元治夢物語―幕末同時代史 (岩波文庫) ![]() 価格: 903円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 この物語は、文政四年(1821)、農家の子として生まれた文英が、藩の御用達商人となって知り得た、世間の事変や有志の伝記を綴った同時代史として読める。ペルリ来航(1853)から禁門の変(1864)まで。記録や文書、さらに文英自身の体験にもとづく記述は、文学作品として楽しめるばかりか、史的信憑性をも備えている。『続国史略』『近世事情』『正義人名像伝』等の「明治初期に頻出した近世史や維新史の嚆矢となった書」と位置付けられるこの夢物語を読み、近代日本のルーツをたどってみてはいかが。『幕末維新の文人と志士たち』や、他の史書・物語とあわせ読むのも、をかし☆ |
未来講師めぐる ![]() 価格: 1,680円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 ドラマ全回を網羅するシナリオ集です。 あの個性的なキャラとストーリーを活字で楽しめる点が良かったです。 キャストのセリフはもちろん、行動や仕草なども記されているので新たな発見や感動がありました。。 しかし、そこは小説とは違うシナリオ集ですのでドラマを見ずにこの本から入ると少々分かりづらいかも知れません。 ファンにはたまらないと思います。 |
二人乗り ![]() 価格: 1,680円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 詩人としての認識が先にあったせいか、三つの連作からなる本書については、「詩人の書いた小説」といった考えが拭えませんでした。そのためなのか、擬態語であったり擬音語であったりに対する違和感や、日頃、特に気にとめることなくやり過ごすようなことへの違和感を通じて物語を紡ぐといった作り方に対する、この作品においてのみかもしれない馴染めなさを絶えず抱いてしまいました。個人的にはあまり楽しめませんでした。すみません。 |
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